便利屋を長くやっていると、どんな依頼にも対応しなくてはなりません。けれど正直なところ、ゴキブリや虫関係、ペットまわりなど「ちょっと苦手だな」と感じる仕事もあるんです。
それでも不思議なもので、長年続けていると慣れや工夫が身につき、何とかこなせるようになっていきます。今回はそんな「便利屋の裏話」を少しだけお話しします。
ー便利屋親父の独り言
便利屋さんだって、嫌な仕事・嫌いな仕事あるんですね
長年で50人近い便利屋スタッフを見てきましたが、嫌いな仕事にも人それぞれの持っていて、それの目配りすることも大切な仕事なのです。経営者なら、お客さんの依頼を嫌なら断ることもできますし、スキルが乏しい地震がない仕事断ることもできますが、雇われているスタッフにはそんな我儘通じませんね。
便利屋さん嫌がる・不向きな仕事
- 生理的に我慢できないこと
たとえばゴキブリ。面接のときには必ず「ゴキブリと格闘できますか?」と聞きます。できないと採用不可。便利屋の仕事は現実的に避けられない場面があるからです。 - 器用さ・不器用さで嫌がる仕事
手先が器用な人は家具の組み立てや細かい修理を好むけれど、不器用な人はそこを嫌がる。逆に力仕事なら任せてくれという人もいる。 - 体格で向き不向きが出る仕事
太っている人は階段作業が弱いし、背の高い人は低い姿勢で延々と草取りするのが苦手。体格や得意不得意によって自然と「嫌な仕事」が分かれていくんです。
結局、便利屋にとって「嫌いな仕事」とは、性格・体格・経験のどこかと相性が悪いだけのこと。そこをどう補い合って続けていくかが、チームでやる面白さでもあります。
嫌な仕事 汚い仕事 便利屋さんへの頼み方
便利屋さんに依頼するとき、特に気になるのが「嫌がられそうな仕事」です。ゴミ屋敷の片付けや害虫の多い部屋、悪臭の強い現場、階段での大型家具搬出などは、体力的にも精神的にも負担が大きく、依頼する側もためらいがちです。しかし正しい頼み方をすれば、安心して任せることができます。
状況は正直に伝える
「虫が出る」「臭いが強い」「荷物が重い」などの情報は、最初に隠さず伝えることが大切です。事前に知らせておけば、便利屋さんは必要な道具や人員を準備できます。
仕事を切り分ける
全部を丸投げせず、「害虫駆除は専門業者に頼むので、片付けだけお願いしたい」と役割を分けると受けやすくなります。
料金は事前確認する
負担の大きな作業は追加料金が発生する場合があります。見積もり時に必ず確認し、合意してから依頼しましょう。
無理強いはしない
「便利屋だから何でもやって当然」と押し付けるのは禁物です。対応できない場合は専門業者を紹介してもらうのが安全です。まずは、便利屋さんの意思・自信のほどを確認。実績などを聞くのも良いでしょう。
便利屋さんに嫌がられそうな仕事を依頼する際は、「このような案件を実際に担当したことがありますか」と実績を確かめることが大切です。ゴミ屋敷の片付けや害虫の多い部屋、大型家具の搬出などは、経験があるかないかで対応の質が大きく変わります。
特に地域性のある仕事では確認が欠かせません。住宅密集地なら近隣への配慮が求められますし、郊外の一軒家なら屋外作業の量が増える場合もあります。「この地域で似たケースをやったことがありますか」と尋ねれば、安心して任せられるかどうかの目安になります。
実績を聞いて確認する
便利屋さんに嫌がられそうな仕事を依頼する際は、「このような案件を実際に担当したことがありますか」と実績を確かめることが大切です。ゴミ屋敷の片付けや害虫の多い部屋、大型家具の搬出などは、経験があるかないかで対応の質が大きく変わります。
特に地域性のある仕事では確認が欠かせません。住宅密集地なら近隣への配慮が求められますし、郊外の一軒家なら屋外作業の量が増える場合もあります。「この地域で似たケースをやったことがありますか」と尋ねれば、安心して任せられるかどうかの目安になります。
経験豊富な便利屋は具体的な事例を交えて説明してくれるものです。依頼前に実績を確認する一手間が、後の不安や行き違いを防ぐカギになります。
お客さまへ
便利屋さんに依頼したものの、途中で連絡がつかなくなったという話を耳にすることがあります。作業前に前金を請求され、そのまま音信不通になってしまうケースです。こうしたトラブルを避けるためには、契約内容をきちんと確認し、料金の支払いは作業完了後に行うのが基本です。もしどうしても前払いが必要な場合でも、領収書を必ず受け取り、金額や内容を明記してもらうようにしましょう。便利屋は暮らしの頼れる存在ですが、依頼する側も注意を払うことで安心して利用できます。
親父さんは、好きな仕事・嫌いな仕事あったの
便利屋親父の好きな仕事・嫌いな仕事

私は、特に「これが好きだ」という仕事はなかった気がします。ただ、お客さまから「お疲れ様でした」と声をかけてもらえるのが嬉しくて、それを励みに頑張ってきました。
嫌いな仕事では、家具の組み立てです。不器用だったので苦手でしたね。あとは掃除や草取りなど、なんでも好き嫌いなくやってきたと思います。ゴキブリは最初こそ苦手でしたが、三年ほどで克服しました。
結局のところ、「嫌だから仕方なくやる」という気持ちでは長続きしません。誰かがやらなければならないから自分がやる――そう思ってお客さまのために動いてきたことが、この二十年間の支えになったのです。
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